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The Wisdom of Crowds – JP へ投稿したコメント

日本でこんな活発に議論が行われるのが珍しい。それが何を意味しているかと言うと、議題が核心を突いているのだ。深く根強い問題点を一気に明るみに出そうとすると、引力が生まれ、議論が生まれ、ピークを迎える頃に革命が起こる。そうした一連のムーブメントを繰り広げる人は果敢であり、それに賛同、反対するものは何らかの形で意志を示すべきである。元はこちら
http://wisdomofcrowdsjp.wordpress.com/2010/06/17/e067-2/#comments

アメリカへ正規留学中の者です。

私は外国人教師の積極的採用、大学英語入試の全面撤廃+TOEFL化を推奨します。

まず、欧米の大学で非ネイティブが外国語を教えるということはほぼありません。これは日本と欧米諸国の間にある第二言語教育の決定的な違いです。

欧米諸国の第二言語教育者はネイティブかつ語学を教えるプロなので、READING, LISTENING, WRITING, SPEAKINGを効果的に教えることが出来ます。そして授業はほぼ学習対象言語のみで進行されます。事実、私のLEパートナーである日本語専攻の現地学生達は、日本の学生の英語力を遥かに凌ぐ日本語能力を持ち合わせています。私は彼・彼女達がそれなりに通じる日本語を喋りだした時、とてつもない衝撃を受けました。

しかし、言語を教えるプロであっても非ネイティブが言語教育を行っている日本では、おのずとWRITING, SPEAKINGは穴となります。何故なら非ネイティブでこの二つの能力を国際基準並に扱える人材は数%に満たないからです。受動的英語(READING, LISTENING)はネイティブを通さなくてもそれなりに学習出来ますが、能動的英語(WRITING, SPEAKING)はどうしてもネイティブとの交流を通して経験を積まなければ実用的なレベルに上達しません。

英語が出来ない人間が英語を教えて、どうして英語が出来るようになるというのでしょうか。これは私が日本で英語教育を受けてきて感じていた疑問であり、私がアメリカに留学するきっかけにもなった事実であり、事の真相でもあるはずです。中学生時代、帰国子女の友達が「日本の英語教育は日本を滅ぼすよ」と口癖のように言っていたのを思い出す度に、日本の異質な英語教育の存在に寒気を感じるのです。

次に、大学入試の全面撤廃に関して。

英語教育の本来の目的は、英語を「TOOL」として利用することが出来る、国際的な人材を育成することに尽きます。英語教育の目的が、英語のお勉強自体になってしまっていては、本末転倒なのです。そして、残念ながら日本はこの本末転倒な結果が招いた深刻な事態に巻き込まれています。既に日本は国際化の波に乗り遅れ、経済的デメリットを拡大する原因になっています。それこそがHALさんが鳴らしている警報であり、今最も解決するべき緊急の問題であり、楽天の三木谷氏等が行っている日系企業改革の理由でもあるのです。

では、日本の英語教育の根源は何処から来ているのでしょうか?この問いに対し、大学入試以外の何物でもないと私は考えます。HALさんも述べているように、小・中・高と一貫して行われる英語教育は、全てがピラミッド構造のように大学入試突破へと向かっていきます。よって、「大学入試自体が国際的な英語力をつけることの出来ない本末転倒な内容の試験であれば、日本の英語教育も国際的な英語力をつけることの出来ない本末転倒な授業内容になる」ことは明らかでしょう。

ですので、大学入試を全面撤廃して、TOEFL化した方がまだマシだと考えます。何故TOEFLかと言えば、それはTOEFLが今唯一世界で通用する英語試験だからです。海外の大学入試には、TOEFLが課せられています。READING, LISTENING, SPEAKING, WRITINGの4つのセクションに分かれているので、受動的英語と能動的英語を均等に学ぶことが出来ます。

もし、大学の入試が全てTOEFLになったら、どうなるか想像してみて下さい。とても面白いことが起こるはずです。日本の英語教育内容の全面的な変更が余儀なくされます。そうなれば、講師陣も変わらざるを得ません。日本人が高校では既にろくな英語を喋れるようになるでしょう。卒業後、実用的な英語が身についていれば、海外の企業で働いたり、海外の人たちが日本に働きにくる割合も格段に増えるはずです。これらの変化によって、文部科学省、生徒と親、高校教師、日系企業等それぞれが求める英語と、求められる側の英語が一致し始めるのではないでしょうか。

こうした議論が活発に行われるのは素晴らしいことですね。HALさんが提供して下さっている場に感謝しつつ、より建設的な議論が行われることを楽しみにしています。


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